リストラだけではないリコーの企業戦略：ペイパルアフィリで即金収入：So-netブログ

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リストラだけではないリコーの企業戦略　[コラム] [編集]

大掛かりなリストラを発表しているリコー。
2011年５月末の発表では、３年かけて１万人減を目指している。

そんな動きの中、同年７月にはペンタックスを子会社化というニュースも
舞い込んできました。

以前の投稿で、今後はリコー社のリストラネタはやめます的な事を
書いてはいたのですが、ついついまた書いてしまいました(笑)

以前の投稿は↓こちら
⇒　リコー・リストラというキーワードによるアクセスを考える

今回話題になったペンタックスブランドの確保自体は
リコーという大きな会社のいち事業での話題でしかないわけです。

しかし、デジタルカメラ事業もリコーでは重要な収入源。
ましてや今月はGR デジタル IV の発売が控えています。

この先も、デジタルカメラにチカラを入れていくことは間違いないでしょう。

リストラで人員削減を行う反面、新しいブランドの確保。
ここから会社は、基盤の再構築にとりかかろうとされている。
そんな風にも伺えるわけです。

そんな中、実際にリコー社に携わっておられる方達というのは
どういった感触をうけとられているのか。

とあるブログに、寄せられたコメントから
一部ではあるのでしょうが、当事者の声が伺えました。

気楽親父の「ひとり言」より
⇒　リコーリストラの受止め
⇒　リコーリストラ真の原因

今回話題になっているペンタックスブランド獲得に動いた方と
リストラの件で動いておられる方が同じ人ではないでしょうから
こういった方達の仕事っぷりを比較するのもおかしな話ではありますが
それでも、やはり同じ会社の中で起こっている事なわけですから
どちらも意識しないわけにはいかないですよね。

人員削減とブランド獲得。

つまり、今すでに抱えている社員皆が活躍するには
舞台が足りない、ということなのでしょうか。

しかし、ペンタックスブランドは今後も継続して運営される。
また、その事業所に携わっておられる方はそのまま活躍できるとのこと。

フィルムを使うカメラからデジタルカメラへと
移行して登場したキャプリオブランドを使わなくなったリコー社が
今回、ペンタックスブランドを手に入れた事で何を狙っているのか？

技術的な交流や、ブランド戦略のノウハウが欲しかったのか。

今年６月には防水防塵シリーズを差し置いて
同様の防塵、防水、耐衝撃性という特徴を持つ
RICOH PXシリーズの投入という消費者の混乱を招きかねない戦略は
ある種、社内の迷いだったのか？という推測にもつながります。

デジタルカメラに限らず、コピー機であろうと
はたまた電化製品に限らず、製品として世に出回っているモノを
開発して生産している会社というのは
ひとつのプロジェクトにも多くの人が携わり
ひとつの変更に多くの手間や暇がかかってしまうものです。

全体を見渡せる人、局地的なバランスを見分けられる人
様々な能力を持った方が集まらないと、巧く咬み合わないと思います。

先日、お亡くなりになられたスティーブ・ジョブズという方は
MacやiPod、そしてiPhoneといったデバイスを生み出した
偉大な功績を残された方です。

このスティーブ・ジョブズという方も
決して一人では、これだけの偉業を成し遂げることは出来なかったでしょう。

しかし、スティーブ・ジョブズという人がいなければ
MacOSのみならず、現在のパソコンのスタイルすら
生まれなかったのかもしれません。

消費者はワガママである。

しかし、その消費者自身、自分たちが求めるものを
具体的にはイメージできない。

そのイメージできていない消費者の欲しいものを
提供出来るようになれば、必然的にヒット商品が生まれる。

スティーブ・ジョブズという方と同じ規模で仕事をする必要はなく
もっともっと小さい規模であっても、使う人の事をイメージする
そういった気付きひとつひとつを大切にすることで
まずは自分の仕事から、ステップアップにつなげることが出来るような
そんな事を考えてしまいました。

会社に残る方も、会社をあとにする方も
今後のご活躍をお祈りいたしております。

なんだか、無理やりな締めくくりになってしまった(笑)

ほんとはですね、個人でも稼ぐチカラを身に付けましょう的な
そんなお話をするつもりだったんですけどね(爆)
またの機会にとっておこうと思います。